みなさん、こんにちは。ぽけ太です。
今回は、ポケモンSVでタマゴ自動孵化プログラムをご紹介します。
本記事は、Nintendo Switchの自動化支援ソフトであるPoke-Controllerを導入している方に向けた内容となっています。
Poke-Controllerの導入がお済でない方や他の自動化支援ソフト称している方はプログラムを使用できないためご注意ください。
※本ブログでは、Poke-Controllerの導入に関する記事を掲載しておりません(今後、掲載する予定もありません)。Poke-Controller導入に関しては、他サイト様をご参照ください。
~前回紹介したプログラム~
作成したプログラムの概要と使い方
以下、作成したプログラムの概要と使い方について解説していきたいと思います。
プログラムの概要
表題の通り、ボックス単位でタマゴを孵化するプログラムを作成しました。
前回の記事で紹介したタマゴの自動回収プログラムと併せての使用を想定しています。
ただし、今回のプログラムはポケモンSV側で入力のラグが生じた場合に高確率で動作が停止してしまいます。
本プログラムは12月上旬には大部分が完成していたのですが、デバック段階で規則性のない動作停止が多発してしまいました。
原因について色々と検証・調査を行った結果、どうやらポケモンSVは結構な頻度で入力のラグ(というか入力を受け付けていない)があり、これが自動化プログラムを作成する上でのネックとなっているようでした。
改良できるまで公開を控えようかとも思いましたが、①ラグに対応したコードを書けるビジョンがない、②自動孵化プログラムを公開すると告知してしまっている、③ラグ以外の挙動で動作停止がない、といったことを踏まえて予定通り公開することにしました。
プログラム実行時の動作としては、次のようになります。
- 広くてポケモンが出現しない場所(オリーブ転がしの広場など)でスタート
- パソコン上に表示されるウインドウから孵化したいタマゴの数をボックス単位で指定
- ボックスから手持ちにタマゴを加える
- コライドン or ミライドンにライドしその場で周回してタマゴを孵化
- 手持ちのタマゴの孵化が終わったらボックスのタマゴと入れ替える
- ①~⑤を指定ボックス分繰り返す
ポケモンに応じてタマゴの孵化歩数は異なりますが、どの孵化歩数であっても本プログラムは対応できます。
また、タマゴの手持ち上限である5個の単位で孵化を行いますが、必要となる手持ちのポケモン1匹はどのポケモンでも問題ありません。
ただし、効率を求めるのであれば、”じょうききかん”や”ほのおのからだ”といった孵化歩数を半減できる特性を持つポケモンを手持ちに入れておくことをオススメします。
※2023/01/07追記
入力のラグ問題を(ほぼ)解消することができました!
プログラムの使い方
次に、プログラムを起動するまでの手順をご紹介します。
プログラムをPoke-Controllerに組み込む
Google driveのリンクから、ポケモンSVフォルダ内の、
- 画像フォルダ【image_SV_HatchtEgg】
- pythonファイル【SV_HatchEgg.py】
をダウンロードしましょう。
※2023/01/17追記
入力ラグの問題を限りなく解消できた【SV_HatchEgg_v2.py】の使用をオススメします。
画像フォルダとpythonファイルがダウンロードできたら、それぞれをPoke-Controllerに組み込みます。
パソコンの(恐らく)Cドライブ上にある【PokeCon】フォルダの傘下に、ダウンロードしたものをそれぞれ以下の場所に貼り付けましょう。
- 画像フォルダ【image_SV_auction】:PokeCon>Poke-Controller-Modified>SerialController>Template、に張り付け
- pythonファイル【SV_auction.py】:PokeCon>Poke-Controller-Modified>SerialController>Commands>PythonCommands、に張り付け
ポケモンSVでの準備
1. ポケモンが出現しない広い場所に移動する
まずは、孵化するためにポケモンが出現しない広い場所に移動します。
特に決まりはありませんが、番号順に次の場所がオススメです。
- セルクルタウン:西のオリーブ転がしの広場
- テーブルシティ中央の広場
- ゼロゲート
こだわりがない限りは、四方が柵で囲まれたオリーブ転がしの広場をオススメします。
タマゴ孵化はゼロゲートを起点にする人が多いかと思いますが、低確率ながらポケモンが沸いたり、エリアゼロに落下したりする恐れがあるため、タマゴの孵化個数が多い場合は推奨はしません。
テーブルシティ中央の階段下の広場は、可もなく不可もなくといった感じです。ぜひご参考ください。
2.手持ちのポケモンを1匹にする
タマゴを孵化する場所に移動で来たら、次は手持ちのポケモンを1匹にします。
手持ちのポケモンの種類は問いませんが、孵化歩数を半減にできる特性(”ほのおのからだ”、”じょうききかん”)のポケモンを手持ちに入れておいた方が効率的です。
3. タマゴで埋まっているボックスのところで操作画面を閉じる
手持ちのポケモンを1匹にしたら、次はタマゴで埋まっているボックスまで移動します。
この時、タマゴがあるボックスは30枠全てタマゴで埋めておいてください。
本プログラムでは、タマゴの孵化個数を記録してステップ移行のフラグとして使用しています。
ボックスに空き枠があったり、ポケモンがいたりすると動作がずれてしまうのでご注意ください。
4. ”ボックス”が選択されている状態でメインメニューを閉じる
※2023/01/03、表記を一部修正
手持ちとボックスの準備ができたら、メインメニューの表示が”ボックス”になっていること(↑の写真がその状態)を確認してメニューを閉じます。
メニュー画面を開いたときに他の表示になっている場合、プログラムが進まないのでご注意ください。
5. Poke-Controllerからプログラムを実行する(パソコン側)
1~4までの準備が終わったらパソコン側でプログラムを起動しましょう。
Poke-Controller上のStartを実行したら、上記の画像でウインドウでボックス数を求められると思うので、孵化したいタマゴの個数をボックス単位で指定しください(1~32の数字を入力してください。それ以外はプログラムが終了します)。
以上が本プログラムの概要になります。
最後に
今回は、ポケモンSVで使えるタマゴ自動回収プログラムをご紹介しました。
本プログラムがポケモンSVをより効率的に楽しむための手助けになれば幸いです。
また、作成したプログラムへの意見・質問等があれば、本ブログのコメント欄やTwitterのDM等からぜひご連絡ください。