パワポケ11において、そこそこ強い選手を安定して作りたいのであれば日出子が一番だと私は考えます。
なぜなら、ラブダイナミックスありの場合、月に1度会うだけで超特殊能力が取得できる好感度になるからです。(官取のパワーアップが必須のためスケジュール管理は複雑になりますが…)
一方で、日出子攻略時の難易度を爆上げしている要素は、初回のフラグイベントがランダムであるという部分です。
今回は、日出子攻略の難易度を下げるためにランダムイベントが起こる乱数を調査し、なんと最短日数である1年目3月1週にランダムイベントが起こる乱数を発見したのでご紹介させていただきます。
乱数調整の方法
DS版のパワポケは、線形合同法を用いて乱数を生成しランダム要素を確定させています。そして、線形合同法の計算にはゲーム起動時のDS本体の時刻設定(時間、分、秒)が使用されていることから、これらを同じにすることでランダム要素を再現することができます。
今回の乱数は、日出子の初回ランダムイベント(倉刈さんのイベント)を任意に起こすものですが、副産物としてキャンプ中および3月1週の練習を怪我無く行うことができます。
それでは乱数調整の手順を以下に示したいと思います。
- サクセスを開始し1年目の2月1週(キャンプ開始時)まで進める
- セーブして終了し表サクセスのもう片方のファイルが開いていることを確認してDSの電源を切る
- DSを起動しDS本体の時刻を「00:03:00」に設定し、すばやく再起動する
- DS本体の時刻が「00:03:11」になったらゲームを起動する
- 表サクセスの新しくはじめ、オート命名を3回押す(田中ならこれまでのところ成功)
- 続きからデータを再開し、任意の練習を2月3週目まで行う(3回練習)
- テスト終了後、セーブして終了し表サクセスを新しく始める
- オート命名を4回押し(橋本ならこれまでのところ成功)、続きから始める
- 任意の練習を2回行う
- 3月1週の練習後に初回イベントが発生する
以上が乱数調整の手順になります。
最後に
今回の乱数調整の方法は、DSまたはDS Lightで再現することができますが、3DS等ではゲームの起動時間が若干異なるため、そのずれを調整する必要があります。
詳しくは先駆者様がpaythonを用いてパワポケ乱数の内部観測機を作っていらっしゃるので、そちらのブログ記事を参考にしていただければと思います。
(参考: iid01.com 「【改良版】パワポケの内部乱数観測器をPythonで実装してみた」https://iid01.com/poke_rng_python/ 2021/08/23)