パワポケ・パワプロ

【パワポケ11】紫杏・甲斐のランダムイベントを発生させるための乱数調整

皆さん、こんにちは。ぽけ太です。

今回は、パワポケ11の表サクセスで紫杏と甲斐のランダムイベントを発生させるため乱数調整です。

前回、パワポケ12ミーナイベントの乱数調整を紹介すると言っていましたが予定変更しました。楽しみにしてくださっていた方、申し訳ありません。こちらはもう少し調査してから紹介させていただきます。

パワポケ11は、攻略本を見ている限りイベントで取得できる特殊能力が豊富です。しかし、その確率は非常に低く、実機プレイではイベントでの特殊能力取得は中々お目にかかれないことでしょう。

有名なイベントとしては、紫杏の秘書である甲斐のランダムイベントで、投手育成時にはジャイロボール、野手育成時にはパワーヒッターorアベレージヒッターを取得できる可能性があります。イベントの発生率自体は低くないのですが、私自身10年以上パワポケ11をやっていて通常プレイでは一度しかジャイロボールが付いたことはありません。

今回、そんな甲斐のランダムイベントを発生させて、かつ特殊能力を取得できる乱数を発見したのでご紹介します。

下準備

甲斐のランダムイベントの発生条件は、紫杏ランダムイベント初回が発生していることだと思われます。

攻略本では、発生条件としてキャンプ中・帰省時期以外としか書かれていませんでしたが、紫杏のイベントを起こさず試したところ違うイベントに分岐された(あだ名がゲーリーになるイベント)ので間違いないと思います。

そのため、まずは紫杏のランダムイベントを発生させる必要があります。

発生させる乱数調整は、以下の通りです。

  1. セーブして終了を選択
  2. DSを再起動して本体時刻を【14:46:00】に設定
  3. DSを起動し本体時刻が【14:46:11】となったタイミングでソフトを起動
  4. 表サクセスで”つづきから”を選択
  5. 練習コマンドの実行(練習回数が5回目以外であればどの練習でもよい)
  6. 次週のコマンド前にイベント発生

このイベントの注意点は、以下の2つです。

  • 1年目4月1週以降でしかイベントが起こらないこと
  • コマンド後と次週のコマンド前に定期イベントが挿入されている場合、イベントが発生しない

イベントを起こす際は、この点に注意してください。また、以降の紫杏イベントもこの方法で発生させることができると思います(2回目までは確認済み)。

甲斐のランダムイベントを発生させるための乱数調整

では、次に本題である甲斐のランダムイベントを発生させる乱数調整を紹介します。

発生させる方法は、以下の通りです。

  1. セーブして終了を選択
  2. DSを再起動して本体時刻を【18:29:00】に設定
  3. DSを起動し本体時刻が【18:29:29】となったタイミングでソフトを起動
  4. 表サクセスで”つづきから”を選択
  5. 練習コマンドの実行(練習回数が5回目以外であればどの練習でもよい)
  6. コマンド後にイベント発生

イベントで、A【そういえば、そうかも】を選択すると、ジャイロボール(投手)or パワーヒッター(野手)B【いや、ロマンといえば恋だ!】を選択すると、キレ〇(投手)or アベレージヒッター(野手)を取得できます。

また、コマンド後に定期イベントが挿入されているとイベントが発生しないのでご注意ください。

おまけ

最後に、こちらのイベント発生に関わる簡単なメカニズムについてご説明したいと思います。

参考にさせていただいたのは、パワポケ乱数の先駆者であるσ軸様の動画:【パワポケ9 TAS】乱数解析を駆使してブギウギ商店街で暴れまわる #3と、iid01様のブログ:【改良版】パワポケの内部乱数観測器をPythonで実装してみたです。

では、以下の行からメカニズムの説明に移ります。

DS版パワポケのランダムイベントは、”レアリティ”、”ページ”、””によって制御されています。σ軸様の動画はパワポケ9の解説でしたが、私が現状把握している限りで、パワポケ10~13もほとんど同じように制御されています(ただし、シリーズ毎に差異はあります)。

簡単に説明すると、サクセスのコマンド前後にイベントが挿入できる空きがある場合、まずは小さい乱数1つ(s1)を発生してレアリティを決定します(レアリティは4段階:高、中、低、なし)。

次に、小さい乱数1つ(s2)を発生してページを決定します(ページはサクセスの年数によって異なりますが、パワポケ11の1年目は3段階)。

そして、ページが決定されたら次は大きい乱数(b1~)を発生させてページ内に存在する”行”を上から判定していきます。”行”はイベント内容に直結するもので、例えば、b1<0.2なら一番目の行に該当するイベントが発生します。また、b1>0.2なら一番目のイベントは発生せず、次の”行”に該当するイベントの判定がb2で行われます。

DSパワポケのランダムイベントの判定は、上記の繰り返しによって行われます。より細かくメカニズムを知りたい方は、σ軸様の動画をご覧ください。

さて、パワポケ11の紫杏・甲斐のランダムイベントですが、上記のような”レアリティ”、”ページ”、”行”に従うと、紫杏はレアリティ中の第3ページの2行目に該当し、甲斐はレアリティ高の第2ページの1行目に該当すると思われます(ただし、甲斐のイベントは紫杏の初回イベントが発生している場合にイベントフラグが建つ)。

今回私が紹介した乱数は、iid01様の乱数探索プログラムを参考に改変して使用し、これらレアリティ、ページ、行を発生できるような初期シードを探索したものになります。

DS実機のみでの調査なので間違いはあると思いますが、おおむねこのようなメカニズムによってランダムイベントは選択されています。

まとめ

今回の記事の内容をまとめると、以下のようになります。

  • 紫杏ランダムイベントを発生させる乱数調整の方法
  • 甲斐ランダムイベントを発生させる乱数調整の方法
  • 上記イベントに該当する内部メカニズムの簡単な紹介

私事ですが、最近は小さい乱数の探索が行えるようになり、今まで気になっていたイベントの調査に夢中でブログの方は亢進していませんでした…笑。

幸いにも、パワポケ乱数関連のデータは着々とそろってきているので、順を追って紹介していきたいと考えています。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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